このお寺は私の流水紋制作中に現れた水神像の場所を管理しているお寺である。
7月の展覧会「水の祈り展」にも御住職夫妻にお越しいただいた。
この日はお盆の施餓鬼法要のため檀家さんが集まるということで、
皆さんに水神像を見てもらおうと、住職が企画されたのである。
即ち水神さんの里帰りである。
皆さんが水神像をご覧になった驚きは大きな衝撃だったようですが、
実は私がそれ以上に驚いたことがありました。
それは山間にあるお寺と檀家さんとの絆です。
お寺には500年前の位牌が残っていると言うことですが、
代々受け継がれてきた命の循環をお寺と檀家と一体となって守り続けているという実績です。
その証と一つとしてその日に200人以上の人々がお寺の座敷いっぱいに集まって、厳かにも親しく先祖の供養を行っていると言う光景を見て、感動しました。
このようにして守られている命の尊さはこの後500年後も1000年後も営々と受け継がれていく、このようなことが「永遠のいのち」と表現されることなのでしょう。
久しぶりに未来の光を実感した一日だった。
まさにこのことがブログのタイトル「水とダイアモンド」なのです。
今を生きている人は「水」、未来(永遠)の光は「ダイアモンド」です。
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