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2012/05/22

水とダイアモンド (10)価値

ダイアモンドの本来の価値は希少性にあります。

ダイアモンドの発見には多くの逸話が残されていますが、
南アフリカでヤコブ少年が偶然拾い上げた石が最初の発見と言われています。
即ち偶然見つけることから鉱脈を見つけ採掘するようになるまで、
何処にあるのか、何処を探せばいいのかわからなかったところから、
希少性が一番の価値になりました。
それと大きいものはなかなか見つからないので、
キャラット(重さ)が価値になりました。
そのような展開だったので、現在も大きいことが一番の価値になっています。

ヨーロッパでもダイアモンドは中世の頃までは原石に一切加工する技術がなく、原石のままで指環にペンダントにされていました。
それは何物にも負けない強い力を持つ石としてお守りとして使われていたのです。
結婚式に使われたものとしてバチカンの所蔵する画に描かれている指環にも原石が使われています。

出典 DIC「ダイヤモンド婚約指環の歴史」