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2011/09/09

台風12号に思う

今年も台風12号が大きな爪跡を残して過ぎ去った。
甚大な被害を蒙った方々のことを思うとお気の毒で
言葉の掛けようが無いほど胸が痛みます。

日本の国土はほとんどが山また山です。
しかも急峻な山が連なっています。
その山から滝のように流れてくる水が時によって
平地で暮らす人間に襲い掛かってきます。
それが「水の国・日本」の原点なのです。

毎年どこかで被害し、復興しその繰り返しを行なってきた民族です。
その土地を離れず、諦めず、したたかに復興してきた精神が真の強さを
つくってきました。

3・11の津波も含め、日本はいままで多くの災害に見舞われてきました。
それでも先人達は立ち直ってきました。
即ち、水に鍛えられてきた民族なのです。

その本質が「水の国・日本」なのです。
叩かれても、叩かれても諦めず立ち上がる日本人は、
次回も同じ事があった時のことを考え予防策を講じてきました。
しかし天災を予想することができず、いまだに犠牲者を出しています。しかしそのお蔭でその数は確実に減少しているはずです。

近い将来何が来ても被害ゼロを目指して進化していくはずです。
そのように自然と共生する姿勢が日本人の美徳として外国に評価されているのでしょう。
自然は人類を攻撃しているわけではありません。
そうせざるを得ないエネルギーがあるのです。

それと亡くなられた方々の御霊を想うと、
もしかしたら私だったかもしれないと思い、生かされている命を大切に、
大事にしていくことを心がけなければならないと肝に銘じます。